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出井貴子 修復作品展Ⅲ・岡本 恩「 篆刻と彫金」

2020年05月28日

初夏の爽やかな毎日が続きます。少しづつ日常が戻って来ている

ように思えます。

 

今年で3回目の出井さんの修復展。初個展の岡本さんと同時開催です。

 

 

出井貴子

ひび割れを金継ぎで修復し、周囲に縄目覆輪を

施しています。割れたお皿が新しく蘇りました。

 

 

出井貴子

金継ぎで修復し、さらに鎹(かすがい)直しで

補強しています。

 

 

出井貴子

今回新しい技法で螺鈿に挑戦されました。

虹色の光沢を持つアワビや夜光貝、白蝶貝などの貝殻の内側を

用いて形を切り出し、漆地の表面にはめ込んでいます。

魚の形が可愛い!

 

 

出井貴子

こんな大作も!!

 

 

岡本恩

布目象嵌(ぬのめぞうがん)専用のタガネを用いて非常に細かい

切れ目を入れた鉄に、銀の薄板や線を打ち込んで字

「七転び八起き」を描いています。

 

 

岡本恩

鉄の「透かし」 横63㎝×縦34㎝

「感謝」の文字。影が出来て美しい・・。

 

 

岡本恩

篆刻で「寿」

 

 

岡本恩

篆刻の指輪 「威風堂々」

他に「雪月花」や「一期一会」などの言葉が

アクセサリーになっています。

 

興味深いこの展覧会は6月1日(月)までです。